SGM 軽量土工法

SGM軽量土工法の概要

SGM(Super Geo-Material)軽量土工法は、港湾・海洋環境を対象にした軽量土工法で、浚渫土に水とセメント等の固化材を混合して流動化させたものに気泡・発泡ビーズ等を混合して軽量化を図った土です。

特徴

  1. 軽量性
    γ=10~12kN/m3(単位容積質量が設定可能)
  2. 強度特性
    一軸圧縮強さ(qu=200~400kN/m2
  3. 流動性
    材料分離せずに最大150~200m程度圧送可能
    水中でも適度な流動性を確保することにより、水中での施工が可能
  4. 水中施工性
    粘性土系の浚渫土を使用することにより、水中での施工が可能
    (砂質土系の場合は増粘材を添加)

配合例

原料土 単位体積
重量
(kN/m3
設計強度
(kN/m2
配合(1m3当たり) 起泡剤
原料土
(kg)
調整水
(kg)
添加材
(kg)
膨潤水
(kg)
固化材量
(kg)
気泡量
(ℓ)
OFA-2
(kg)
粘性土
(WL=70%)
10.0 200 295.8 579.7 110 289.4 0.116
11.0 333.4 655.4 100 204.6 0.082
粘性土
(WL=90%)
10.0 200 249.1 627.8 110 260.2 0.104
11.0 281.6 709.8 100 171.8 0.069
粘性土
(WL=110%)
10.0 200 215.2 662.8 110 239.1 0.096
11.0 243.3 749.3 100 147.8 0.059
砂質土 10.0 200 326.4 316.6 16.3 163.2 160 347.3 0.139
11.0 371.7 360.5 18.6 185.8 150 267.4 0.106

固化材:高炉セメントB種   添加材:ベントナイト(WL≧450%) 起泡剤:100倍希釈、25倍発泡
※単位体積重量11.0kN/m3は水中配合
※調整水は海水可、膨潤水は使用不可

用途


SGM軽量土工法製造プラント


SGM軽量土工法製造プラント


SGM軽量土工法打設状況(気中)


SGM軽量土工法打設状況(水中)

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