SJMM-Dy工法の概要
工法原理
SJMM-Dy(SJMM-Dynamic)工法は、地盤切削に必要な超高圧噴射エネルギーを向上させることで、高圧ジェット噴射による混合性の高い攪拌効果と特殊ロッドヘッドによる機械的な確実性の高い攪拌効果により、より大径の改良体を高速で施工する地盤改良工法です。
従来のSJMM工法に比べ、大径の改良体を形成し、改良面積が約1.4倍以上に向上することで大幅な工期の短縮が図れ、効率よく経済性を高めることができます。
特に、従来工法に比べ、高粘着力地盤を対象とする場合の施工能力が飛躍的に向上しています。
特徴
- スライドベ-ス(自走式台車)による機械移動
大規模盛土や覆工桟橋を必要とせずにH鋼を利用した軽微な仮設で施工できます。
水上台船施工
陸上施工 - 高粘着力地盤や砂質土を含め、幅広い地盤に適用可能であり、大径改良体が造成でき、経済的である
対照土質*1 改良径D(m)*2
特殊ロッドヘッド
Ø600のf場合砂質土(細粒分40%以下) N≦20 1.5〜1.8 粘性土(w=60〜150%) Su≦70kN/m2 1.2〜1.9 腐植土 w≦1000% 1.9 *1貫入能力は砂質土N≦20、粘性土N≦5です。レキ、玉石等の障害物は事前に除去する必要があります。
*2改良径 の設定に当たっては、土質の基本性状に加え、粒度構成、含水比、粘着力、繊維分の分解度、実績値、噴射時間、工事目的、安全性等を考慮して総合的に判断します。 - 高品質な改良体により密着施工が可能
超高圧ジェット噴流により高い混合性能を有し、均質な改良体が造成できます。また、山留め壁や基礎杭等への密着した改良体の造成や改良体相互のラップ施工が確実に行えます。
改良型出来形
改良体と矢板の密着施工
適用目的
- ヒ-ビング防止
- 受働土圧の増加
- 間詰め工(山留め壁~機械攪拌)
- 横方向地盤反力の増加
- 支持力増強
- 耐震補強・液状化対策
改良体の造成
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