1.小野田ケミコに入社した理由

池田:
僕はこの中では年長だから進行役をやります!まず最初に、それぞれの入社理由を知りたいんだけど、千葉くんからいいかな。
千葉:
はい。実は池田さんは大学の2つ上の先輩で、もう一人、同じ大学の1つ上の先輩も小野田ケミコで仕事をしていて、お二人から紹介されてインターンシップに参加したことがきっかけです。
池田:
それで、実際に仕事体験してみてどうだった?
千葉:
印象的だったのは、社員同士の仲が良いということ。こんな環境で働けたらいいなと思ったし、技術開発の部署もあることを知り、将来はそこを目指したいと思って入社を決めました。
高橋:
僕も千葉くんと同じかな。高専出身で開発に携わることができる会社がなくて、唯一見つけたのが小野田ケミコ。2年間、工事部で現場を経験して、今は念願の技術開発の仕事をしてる。といっても、異動したばかりでまだ分からないことだらけなので、会議に参加させてもらったりして、猛勉強中だけどね。
附田:
私も、やりたかったことと合致したから入社を決めました。「人に関わる仕事がしたい」という軸があって、突き詰めて考えたら「社員が働きやすい環境を提供する仕事が自分には向いているんじゃないか」と思うようになり、ちょうど事務・経理の募集があったので。
高橋:
業界にはこだわりはなかった?
附田:
業界は決めていなくて、ITから介護まで、いろんな会社のインターンシップや説明会に参加しました。その中で一番、ときめいたのがケミコでした(笑)
池田:
そのときめきは、今でも続いてる?
附田:
はい。入社前は、しばらくは事務的な仕事だけなんだろうなと思っていたのですが、今は人事企画室や広報企画委員会にも入って、いろんなことができるので楽しいです。
ズン:
私も附田さんと同じで、経理部に所属しつつ人事企画室の仕事を担当しています。私はベトナムの大学で日本語を学んだこともあり、日本で就職することを希望していました。小野田ケミコを選んだのは、ベトナムに現地法人があったから。将来的にはベトナムに戻って母国のインフラ構築に貢献することもできると考えたからです。
松丸:
私は大学で農学を学んでいたのですが、「将来のために何か技術を身につけたい」と考えたときにあまり選択肢がなくて。技術系の会社にいくつかチャレンジしていく中で、小野田ケミコでは異分野からでもエンジニアになれると知り、志望しました。池田さんは?
池田:
大学で土木を学んでいたので、もともとこっちの道を進むつもりだったけど、数ある会社の中でもケミコを選んだのは、説明会で話を聞いて地盤改良の分野に興味がわいたから。大学4年生のときには改良土の研究をしていて少なからず関連もあったしね。

 2.社風について

池田:
僕は九州支店の工事部で3年間、現場の仕事を経験したあと、希望して本社に来たんだけど、驚いたのは人数の多さ。いろんな部署があって誰がどんな仕事をしているか分からないし、フロアも4階と7階に分かれていて、コミュニケーションの取り方が難しいなと思った。
千葉:
今はどうですか?
池田:
相談したら親切に教えてくれるし、「自分で考えてみて」と言って成長の機会もくれる。頼れる人ばかりで、「なんだ、九州支店と同じじゃん」って(笑)
松丸:
それ分かります。私は関越支店に所属していて、支店内は雑談も飛び交うくらい和やかな雰囲気。でも本社の人たちとはあまり交流がないので、遠い存在のように思っていたのですが、入社式でしかお会いしたことのない、それも雲の上の管理職の方から、「マツマルさん元気?」と言ってもらってびっくり。名前を憶えてもらっていたことがうれしくて、モチベーションが上がりました。
ズン:
私は外国人で日本は初めて。「これからどうなるんだろう」と不安でいっぱいだったのですが、空港まで部長が迎えに来てくれていて、その後も、会社の皆さんが仕事面も生活面も気にかけてくださるので、家族と離れて暮らしていても寂しくありません。地震があったら休日でも夜中でも、必ず「大丈夫ですか?」と電話がかかってくるので、ありがたいです。
池田:
それはいい話だね。なんだかうちっぽい。ところで、日本語には慣れてきた?
ズン:
仕事の話をしていると、まだ知らない単語が出てくることもあります。辞書で調べている間、会話を中断して私が理解できるまで待っていてくれる、そんな優しい人たちばかりなので助かっています。後輩として附田さんが入ってきたのですが、私の変な日本語を一生懸命に聞いてくれて、申し訳ないです(笑)
附田:
ズンさんは頼れる先輩なので、こちらこそ何でも気軽に質問してしまってすみません。私も、皆さんと同じように、人の温かさを感じています。もう一つ、チャレンジさせてくれることも当社の社風なのかなと。例えば、広報企画委員会では採用HPの制作を任されていて、この座談会の調整もさせていただきました。多彩な経験ができるから成長できるのだと思います。
千葉:
それは現場でも感じていますね。私たちは現場に直行直帰なので、なかなか支店に戻る機会がなく、会社の雰囲気を毎日感じることは難しいのですが、一緒に仕事をしている先輩方が、「これ自分でやってみるか」と作業を少しずつ任せてくれて、できることが増えてきているというのはあります。そういう教え方だから、自分に力がついていきます。
高橋:
僕も現場にいたときは同じように思ってた。育ててもらってるという感じはあるよね。あと、プライベートでも仲が良いのが当社の特長のような気もするけど、どうかな? 僕の場合は、同期とも先輩ともよく飲みに行ったりしてる。
千葉:
それは私も同じです。とくに池田さんやもう一人の大学時代の先輩とは休日に遊びに行くことが多いですね。
ズン:
入社するまでは、日本の会社は仕事が厳しくて残業が多く、仕事人間ばかりだと思っていました。でも1つ上の女性の先輩が「休日に行きたいところはないですか?」と聞いてくれて、いろんなところに連れて行ってもらいました。とてもうれしかったです。日本企業へのイメージが変わりました。

3.小野田ケミコの魅力

池田:
小野田ケミコは社員のことをすごく大事にしてくれる会社だと思う。僕は奨学金で大学に行ったので、奨学金支援制度は本当にありがたい。それに、東京に転勤できたのも、自分の希望を聞いてもらったからだし。
千葉:
自己申告制度ですね。3年に1回、希望を言うことができる。
ズン:
私は今、まさにその自己申告制度で集めた社員の声を反映させる準備をしているところです。制度が充実していることは皆さん認識されていると思いますけど、さらにもっと良くしていこうという動きがあります。
附田:
福利厚生としてカフェテリアプランもあります。また、首都圏では5万円の家賃補助はうれしいですね。当社のような歴史のある会社だと、考え方が凝り固まっているようなイメージがあったのですが、社員の働きやすさのためにどんどん変えていこうという姿勢は、かなり感じられます。
高橋:
研修も充実していますよね。入社1年目と2年目が一緒に受けるフォローアップ研修は、普段は顔を合わせることがない若手社員同士の交流の場となるように企画してくれているから、すごく楽しかったです。
ズン:
私も日本のビジネスマナーとか仕事の進め方とか、全く分からなかったのですが、それらを学ぶ機会が豊富にあってよかったです。
池田:
小野田ケミコは社員を大事にする会社であることは間違いないし、そこが魅力。他にあるかな?
高橋:
地盤改良専門の会社で技術力が高い。いい意味でのプライドを持って仕事をしている点でしょうか。
松丸:
それは私も感じます。とにかく品質に関してのこだわりが強い。地盤って目に見えないので分かりづらいと思うのですが、当社では「良くなるならやり直す」。会社の利益が減ったとしても誠意をもって対応する。そこがすごいと思います。

4.今後の目標

池田:
最後に目標を聞かせてほしいんだけど。誰から行く?
高橋:
はい!地盤改良についてもっと知識を深めていくことを目標にしています。関連する資格をどんどん取得して仕事に反映し、会社に貢献したいです。
松丸:
私はさらに自分を磨いて輝く人材になることを目指しています。これから夢に挑戦しようとしている人がどんどん一歩を踏み出せる環境をつくりたいです。
千葉:
私は現在、先輩を補佐する立場ですが、一人立ちすることが当面の目標です。小さい目標かもしれませんが、自分のキャリアの中では大きな第一歩になると思います。
ズン:
経理の仕事は奥が深いと思います。今は分業でやっているので、自分の担当のことしか理解できていないのですが、この先は法務や税務の経験も積んで、経理のことを聞かれたらどんなことでも対応できるような人になりたいですね。
附田:
私もまずは経理部としてお金の流れや制度についての理解を深めることが目標。今後は、管理部門だけでなく支店で工事に関する業務も経験して、幅広い知識を身につけていきたいです。
池田:
僕はまだ九州と東京の2部署しか経験していないけど、小野田ケミコは全国各地で工事をしているので、まだ行ったことのない土地での施工や設計業務に携わってみたい。それは、自分自身の地盤に対する知識を向上させるという目的もあるけど、ケミコの技術で日本の地盤を改良して、誰もが安心して暮らせる街づくりに貢献したいという夢が大きいかな。これからもみんなで協力しあってそれぞれの目標に向かっていきましょう!